月曜日の話。
妻がふと見ると、南斗が布団から落ちて床の上にうつぶせになっていた。
寝返りはまだ出来ないが最近はズリズリとよく動くようになったので、そうして動いたりひねったりしているうちに布団の段差を利用してひっくり返ったのだろう。
妻はたいそう驚いたらしく、「うわー」と仕事中の私にメールをくれた。
南斗はひっくり返った拍子に首まで据わったらしく、普通に頭を持ち上げてキョロキョロしていたそうだ。
まだ長時間は出来ないが、うつ伏せになって首を持ち上げている姿は、ただ寝ているだけの赤ちゃんからわんぱく坊主に向かってまっしぐらな様相である。
◆指吸い
南斗は指をしゃぶる。
生まれたその日からしゃぶっていたほどで、おっぱいの時間なのに指ばかりしゃぶっていて「そんなのいつでも吸えるんだからこっち飲んでよ!」とママに怒られるほど指が好きなようだ。
たんぽぽは殆ど指吸いをしなかったしおしゃぶりも好きでなかったから大違いである。
私も子どものころ長く指を吸っていたので私似と言えようか。
と思っていたら、妻も指を吸う子だったようだ。
たんぽぽだけ吸わない子ということになるが、これは性格判断の目安になろうか。
◆可愛い
私がたんぽぽを可愛がっているように、妻は南斗が可愛くて仕方ないようだ。
先日は「この子に彼女が出来るなんて信じられない」「嫁なんかいじめちゃる!」とまで言って息巻いていたからよっぽどである。
確かに私も、毎日エンジェルスマイルで南斗は可愛い可愛いと親バカしているが、妻ほどではない。
男と女の違いであろうか。
上手くできている。
◆もう一人
私は三人兄弟なのでそれが基準になるらしく、もう一人くらい子どもが欲しいと思っていた。
妻の方は二人姉妹なのでそれがしっくりくるようで、二人でいいと言っていた。
しかし南斗が産まれてから「また赤ちゃん欲しくなるかも」なんてことを言っている。
「これで赤ちゃん育児が終了と思うと寂しい」だそうだ。
カン虫で手のかかったたんぽぽに比べて南斗は手がかからないからそう思う余裕があるのだろう。
もし南斗とたんぽぽの順番が逆だったら、「もう赤ちゃんなんていらない!」と、私は近寄ることさえ出来なかったかもしれない。
これはきっと種の保存のための本能なのだろう。
上手くできている。
しかしいくら自然の摂理がうまく出来ていても、私の給料は上がらないのだ。
