南斗日記
2005年09月の記録

生誕463日 (1歳3ヶ月と6日)
2005年9月27日(火)
一歳半検診で積み木積みテストがあるという。
おもちゃをポイポイ投げたりしている南斗を見て「大丈夫かね」と心配になっていたが、問題なかったようだ。
今日レゴブロックをくっつけて遊んでいた。

少し前までお姉ちゃんが作ったレゴを壊してポイッと投げるのを喜んでいた−そしておねえちゃんに怒られていた−のに比べると、急成長である。
車輪の付いたパーツに次々とレゴをくっつけていって、何階建てかと聞きたくなるような背の高いクルマを作っていた。
「すごいの出来たねぇ」と言うと、「どうだ」とばかりの笑顔で見せてくれた。

しかし自分のパーツが無くなると、お姉ちゃんが作ったビルを壊して自分のクルマに付け始め、やっぱり怒られていた。
生誕461日 (1歳3ヶ月と4日)
2005年9月25日(日)
◆顔のアザ
南斗の顔のアザがようやく消えた。
よく見たらうっすらと青い色をしているのだが、よく見ないと分からない。何も言わなければ誰も気付かないだろう。

ぶつけてから二十日以上経ってようやく消えた。


◆お風呂風景
特筆すべき事はここに書くから記憶にも残るが、日常のことは将来忘れてしまいがちだ。
だから今日はお風呂風景を書いておく。

お風呂の準備が出来るとまず最初にたんぽぽにご機嫌伺いをする。
「今日はどっちと入る?」と聞くと、日によって「パパ」だったり「ママ」だったり返ってくる。
ここで「パパ」と言われるとたんぽぽは私が入れ、南斗は妻が入れるようになる。
そうでない時には、私が南斗係になる。

南斗に「お風呂にはいるよー、行くよー」と言うと、トテトテ走って風呂場へ向かう。
最近は部屋で遊んでいるのが楽しいらしく以前のようにすぐには行ってくれなくなったが、それでも何度か誘えば無理に連れて行かなくても一人で行く。

浴室の前で服を脱がせる。
いつもは「ばんざーい」と言ってシャツを脱がせる。自分からはほとんどしてくれないが、抵抗もしないので結果的にバンザイになる。
今日あたりは自分で脱ぐフリをしていたから、自分で出来るようになるのももうすぐだろうか。

全部脱がせたら先に浴室に入れる。
私はそれから服を脱いであとから入るのだが、その間に南斗はバスマットを敷いてくれる。前日風呂を出る時に立てかけてあったもので、いちばんに入る時にはそのままになっているからそれをパタンと倒してくれる。
マットを敷いたあとはそこにボテッと座ろうとするのだが、風呂の時間にはお尻が汚れていることが多いので、座り込む前にお尻を流さなければならない。

二人とも浴室に入ったら、とりあえずシャワーで体を流す。
先月末から今月半ばくらいまでは極端に水を怖がって、シャワーのお湯ですら私に抱きついてきていたが、今はもうそんなことはなくシャワーを浴びながら勝手に遊んでいる。

すぐ私は自分の髪を洗う。
その後体に移るが、その前に南斗の体を洗う。
南斗はたんぽぽと違って肌が強いので私のタオルをそのまま使う。(たんぽぽはフワフワスポンジを使っている)
モコモコ泡立てたあと、南斗の体をワシャワシャ洗う。おとなしくしている時もあれば、遊んでいるのを邪魔されて怒る時もある。
泡の付いた手で目をこすって泣くこともあるので早めに流すが、二日に一回は間に合わない。そういう時は顔にシャワーをかける。「ぎゃあ」と怒るが、自分で顔をペロンと撫でてすぐに復活する。
その間に私は南斗に使った泡で自分の体を洗う。南斗はあっという間に洗えるのに、大人の体はなんて洗うのが面倒なんだと憤慨する。私は自分の体を洗う作業が嫌いなようだ。臭くてベタベタするのはイヤなので仕方なく洗う。

体の泡を流したら、南斗の髪を洗う。
シャワーを頭からかけるが、さすがにこの時はフエーンと泣く。
構わずそこに石鹸シャンプーをかけてゴショゴショ洗う。頭は小さいし髪も細くて少ないが、南斗は汗かきなので泡立ちは悪い。
ささっと洗って流したら洗いは終了。二人で湯船に浸かる。

南斗は入ると浴槽のフチに手をかけて下を眺める。
お湯があふれて流れ出るのが楽しいらしくそれを期待して待っているようだ。
あふれなかった時には手でお湯をすくって外にピシャッと出してあげる。するとケタケタ笑い出す。四五回はそれで笑うからそうとう楽しいようだ。

すぐに水を飲みたがる。
ホースが浴槽のすぐ横にあるので水をチョロチョロと出してやると、南斗はホースをくわえてゴクゴク飲み出す。
知らないフリをしようと思ってもホースを握って「あ!あ!」と訴えるので無視出来ない。

間もなく顔が真っ赤になってホカホカになるので、10を数えて出る。入浴時間はまだそんなに長くない。5分も入ってないと思う。
妻が迎えに来るので南斗を渡して、お風呂は終了となる。
生誕449日 (1歳2ヶ月と23日)
2005年9月13日(火)
南斗が一番最初に喋った名詞は「アンパン」だろうか。
アンパンマンのことである。
たんぽぽもそれに近かったし、アンパンというのは喋りやすい音なのだろう。
そうやって知らない間に何となく覚えた単語とは別に、ハッキリ私たちが習得した瞬間を認識したのが“氷”である。

お茶や水を飲む時にコップに氷が入っているが、暑い時や氷が小さい時には南斗がこれを食べたがる。

先日もコップの中で口を突き出して氷に食いつこうとしていたので、「それは“こおり”だよ」と教えたら「ばあり」と返してきた。
「こおり」「ばあり」「こおりだってば」「ばあり」と二三度繰り返した。

今日の夕飯ではコッブに氷が入っていなかった。
それでもいつものように口を突き出していたので「今日はないよ」と言ったら、置いたコップを指さして「ばあり」とまた言った。

ちゃんと発音出来なくても、氷という名詞をマスターして、かつ自分が求めているのがその氷だということを表現出来るようになっているではないか。

“氷”習得である。
生誕447日 (1歳2ヶ月と21日)
2005年9月11日(日)
2005年09月11日写真
9/2、幼稚園に行こうと妻が子どもたちを乗せて自転車を走らせようとしたところ、転んだらしい。
たんぽぽは「痛かったよ」と足や腕を何度も見せてくれた。
妻が「頭を打ったはずだけど」という南斗は、特に何事もなくケロッとしていた。

が、それから数日経った頃、顔に黒いアザが出来た。
間もなくそれは大きくなり、まるでMr.インクレディブルの黒い仮面のようである。

すぐ無くなるかと思ったが、どんどん青紫色になり下の方に下りてくる。
心配になって医者に診て貰ったが「たんこぶが出来てそこから血が下りてきてるんでしょう」と言われたそうだ。
確かに青あざは日々下の方に移動してきており、今日は目の下あたりに位置している。
仮面ライダーの怪人に悪い心を吹き込まれた市民のような顔だと妻に言ったら笑っていた。

南斗本人は痛くも痒くもないらしく、全く普段通りちょこまかしている。
しかし目の下にクマのようになっているので、すごく疲れた人のように見える。
生誕440日 (1歳2ヶ月と14日)
2005年9月4日(日)
久々に家族での休日。
台風が近づいているということで午後から雨らしい。朝はまだ晴れていたから、早速出かけた。

モスバーガーで朝食を済ませ、そこからすぐ近くの公園へ行った。

長い滑り台があり、たんぽぽは走っていった。
南斗も広い公園にキャッキャとはしゃぎながらヨチヨチと歩き回っていた。
いつまでもヨチヨチ歩きなのはサンダル履きだからではないかと今日は靴を履かせたが、すぐに変わるわけもなくまだヨチヨチだ。

二人ともしばらくすると遊具に飽きてしまい、間もなく砂遊びを始めた。
たんぽぽはコップいっぱい砂を詰めて「クリームソースだよ」と言って持ってきた。クリームソーダの間違いではないかと思うが、改めて聞いてもクリームソースだった。
南斗はよその小学生くらいの兄弟が必死に掘っている穴を横から覗き込んで、掘っている横から砂をかけて埋めようとしていた。

そのうち別の子どもがやってきた。
体は南斗より一回り大きいくらいだが顔はずっと幼い。若いママさんによると南斗よりひと月早く産まれた同級生らしい。けんとくんと呼ばれていた。
ママさんも言っていたように、南斗に比べるとけんとくんはずっと赤ちゃんっぽい顔をしている。たんぽぽを見て「お姉ちゃんがいるからしっかりしてるのかねぇ」と言っていたが、その家にもたんぽぽよりずっと大きいお兄ちゃんがいた。
一緒に遊ばないまでも、けんとくんは近くで遊んでいた。そして何度もコンコンと咳をしていた。
見た目には病人ぽくないが繰り返される咳に南斗が心配だった。引き離したい心境だったが、ママさんと話しまでした手前そういうわけにもいかない。
パパさんが来るまで、近くで遊んでいた。

そのうち雨が降ってきて急いで公園をあとにした。
昼食後、外では遊べないのでいつものショッピングモール、ダイヤモンドシティ・ソレイユに出かけた。
そこには映画館バルト11があるので、私は「容疑者 室井慎次」を見に行った。子どもたちは妻が見てくれていた。

見終わって出て来たあと、夕飯を取ることにした。
みんなでパスタを食べていると、だんだん南斗の様子がおかしくなってきた。
コンコンと咳き込む。
パスタを食べている手で何度も眉間をこすり、顔中ベタベタにしてギャアギャア泣き出した。いつになく暴れて手が付けられない。
「体調がよくないのかな」と妻と目を合わせた。
けんとくんのことを思い出した。

なんとか先に食事を終えると、まだ泣いている南斗を抱きかかえトイレに逃げた。
場所が変わって落ち着いたのかようやく泣き止んだが、用を足している私の横でまたコンコン咳き込んでいる。
手を洗っていたら、今度はクシャミをする声がした。
これはもう完全に風邪の症状だと思って南斗を見たら、鼻から鼻水のようなものが出て来たらしく指でウニョーンと伸ばしている。
「そんなの触っちゃ駄目だよ」とティッシュを出そうとしたら、完全に出て来た鼻水を嬉しそうにプラプラぶら下げている。
よく見たら、鼻水と思ったそれは、夕飯のパスタであった。

コンコン咳をしたり、眉間をモゾモゾしたり、クシャミをしたりしたのはパスタが鼻の奥に引っかかっていたかららしい。
それは痛かろう。泣き喚くのも無理はない。
それから咳もクシャミも全くしなくなった。

けんとくんは冤罪であった。

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